大津事件の裁判資料が日本で初公開

大津市歴史博物館の企画展「湖都大津のこもんじょ学」で、大津事件に関する裁判資料が初めて一般公開される。開催期間は3月1日から4月13日まで。

 博物館によると、公開されるのは、ニコライ・アレクサンドロヴィッチ・ロマノフ皇太子(後の皇帝ニコライ2世)を襲撃した津田三蔵巡査本人や関係者の調書、大審院の判決書からなる984ページの資料。

 ニコライ皇太子は1891年5月11日、琵琶湖岸に位置する滋賀県滋賀郡大津町(現在の大津市)を人力車に乗って移動していた際、突然津田巡査にサーベルで襲撃され、頭部を負傷。巡査は取り押さえられ、持っていたサーベルは取り上げられた。

 ニコライ皇太子の傷は致命的ではなかったが、日本国内には動揺が広がり、明治天皇は自らロシアの軍艦に乗って皇太子を見舞った。また見舞い品や、2万通以上の謝罪と見舞いのテレグラムも皇太子に送られた。

 

企画展「湖都大津のこもんじょ学」