リビアのロシア大使館員 チュニジアに退避

ロシア外務省のアレクサンドル・ルカシェヴィチ報道官が伝えたところでは、暴徒集団に襲撃された駐リビアロシア大使館の職員全てが、隣国のチュニジアに退避した。4日には非常事態省の特別機でモスクワに帰国する見込み。また報道官は、大使館襲撃の原因についても触れた。

 大使館員退避の決定は、リビアのムハムマド・アブデル-アズィズ外相が、首都トリポリのロシア大使に「リビア当局は、現段階において、ロシアの外交使節団の安全を保障できる状態にはない」と伝えた後、下された。

   またロシア外務省は、ロシア市民に対し、リビアへの渡航を控えるよう勧告した。

   大使館攻撃のきっかけとなったのは、ロシア女性がリビア人将校を殺害した事件で、亡くなった将校の親族や友人らがその「復讐」のため、ロシア大使館襲撃を決めた。

   事件が起きたのは2日の夕方で、およそ60人が大使館を襲い占拠を試みた。

 

(「ロシアの声」より転載)

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