集会で、在野勢力の支持者らは、8日に実施されたモスクワ市長選挙で不正が行われたとし、市長代行で政権政党「統一ロシア」の 支持を受けたセルゲイ・ソビャーニン氏が当選した事に不信感を示した。
モスクワ市中央選挙管理委員会の発表では、ソビャーニン氏は51,37%、ナバリヌイ氏は27,24%の票を獲得した。集会を前に、ナバリヌイ氏は「選挙結果を認めない。個々の投票所での票の数え直し、在宅投票名簿の再点検を求める」と述べた。
一方、顧問(表決権はないが発言権はある)の資格を持つ選挙管理委員会におけるナバリヌイ氏の代理人、アンドレイ・ブズィン氏は「投票結果に異議を唱えるのは難しいだろう」との見方を示し「直接的な票のすり替えはなく、オブザーバー排除に対する苦情もない」と述べた。
モスクワ市長選挙は、8日に実施されたが、市民による直接選挙はほぼ10年ぶりの事だった。
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