量子ビットは、単に量子コンピューターにおける情報保管の最小単位であるばかりでなく、この未来のマシーンの心臓部分と言える。様々な国々の学者らは、量子コンピューターの出現を、奇跡のように待っているが、これは、このコンピューターの情報処理速度が、通常のものより何百倍も又何千倍も速いからだ。もしこれが現実のものとなれば、様々な分野で巨大な新しい可能性が開ける。例えば、何カ月も先の天気を100%の確率で予測するのも夢ではない。
そうした事が現実となるのはまだまだ先とはいえ、今回、ロシア量子センター科学評議会のメンバーでモスクワ鋼鉄・合金総合大学超電導メタマテリアル実験室長のアレクセイ・ウスチノフ氏率いる研究グループが、超電導量子ビット実験を行ったことは、量子コンピューター製造に向けた重要な一歩として世界中の注目を集めている。
(「ロシアの声」より転載)
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