シリア武器禁輸解除 ロシアは失望感

EUがシリア反政府勢力への武器禁輸を解除する決定を下したことは、目前に控えたシリアに関するジュネーブ国際会議に向けて悪影響を与える。ロシア外務省のセルゲイ・リャブコフ次官が本日明らかにした。

 ベルギーのBelgaが伝えたところによれば、EU各国は武器輸出を2ヶ月間は行うつもりはなく、ロシアと米国のイニシアティブによる国際会議実施を脅かすつもりはないという。

 EUがシリアに課している武器禁輸は5月31日に期限が切れる。EUのキャサリン・アシュトン外交安全保障担当上級代表は本日、EU各国がこの問題について一致することが出来なかったと明らかにしており、各国が独自の判断をすることができると指摘している。

 シリアに関する国際会議実施については、ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相と米国のジョン・ケリー国務長官が5月7日、合意していた。

 

(「ロシアの声」より転載)

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