クラスノヤルスク動物園 恋するクマが水浴を断念

クラスノヤルスクにある動物園では、オスの白熊セドフ君が、水浴をする代わりに、より多くの時間を自分の檻の近くで過ごすようになった。これは隣の檻にいる若いホッキョクグマであるオーロラちゃんに恋をしているからで、少しでもその近くにいるためだ。

 セドフ君は頬杖をつきながら何時間もオーロラちゃんを見ており、時折、おいしいえさをオーロラちゃんに分けてあげようとするものの、オーロラちゃんは全く関心を示していない。

   動物園のエカチェリーナ・ミハイロワさんによれば、この恋はうまくいくはずはないということで、なぜなら、はじめから動物園で生まれ育ったセドフ君と違って、オーロラちゃんは野生のホッキョクグマだからだという。将来世代を考えれば、オーロラちゃんの相手は、同じく野生のクマの方がいいと考えられている。その候補にはクマのフェリクス君がいるが、彼はマーシャちゃんに恋をしている。ただ、セドフ君の思いを汲み取って、セドフ君をオーロラちゃんと結びつける可能性もあるという。

   しかしセドフ君を水浴させようと、動物園ではおもちゃを用意することを考えている。

 

「ロシアの声」より転載)

このウェブサイトはクッキーを使用している。詳細は こちらを クリックしてください。

クッキーを受け入れる