中国側は、習近平氏(59)が、主席選出のわずか1週間後に、初の外遊先としてロシアを選んだことは、露中両国の特別な関係の証だと強調している。
習近平主席は、露中関係の近い将来の優先課題として、「両国のハイレベルの政治的関係を具体的成果に結実させること」を挙げ、2015年までに両国の貿易額を1000億ドルに増やす目標を前倒しして実現することを呼びかけている。
一方、ロシアのプーチン大統領は、タス通信へのインタビューで、国際政治で露中両国が協力していくことで、世界の安定に寄与していくことになり、また、焦眉の問題のバランスのとれたプラグマティックな解決の範を示すことができる、としている。
複数の専門家によれば、習主席のロシア訪問で、両国関係が新たな段階に入り、それは経済協力などでの活発化を促す可能性があり、エネルギー協力での進展もあり得る。
習主席は、ロシア訪問のあとで、さらにタンザニア、南アフリカ、コンゴを訪れ、南アフリカでは、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国)の第5回サミットに出席する。
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