パレフ細密画:ロシアのおとぎ話を描く

ロシアのお土産と言えばパレフ細密画の施された小物だが、その大規模な展覧会がロシアの博物館で初めて開催された。

編集者 - パヴェル・ガズジュク、 音楽 - K.シャハノフ

 「ロシアの伝統・パレフ細密画」と名付けられた展覧会が、モスクワの中央芸術家会館で開かれた。1924年の夏、ヴェネツィアで行われた第14回国際芸術展示会にて、パレフ細密画は高く評価された。これをきっかけに、同年、古典絵画アルテリ(訳注:ギルドのような団体)が設立され、この展覧会はその創立90周年記念に捧げられている。

 このプロジェクトの主催者によると、これほど大規模なパレフ細密画の展覧会はロシア国内でも、今までになかった。18世紀から21世紀にかけての職人の作品600点以上が展示されている。宝石箱、小箱、肖像画、お皿、インテリアの小物、パレフ風のイコン、記念物、ユニークな家具、陶器、オリジナルの本のイラストレーションや舞台衣装や舞台装置のスケッチなどが展示された。

 展示されている作品は、14のロシアの博物館や個人コレクションより提供された。この展覧会では、パレフ古典絵画アルテリの創設者、イヴァン・ゴリコフ、イヴァン・ズプコフ、アレクサンドル、グラズノフ、アレクサンドル・コトゥヒンなどによる珍しい作品も展示されている。