モスクワ地下鉄の数億年前の化石

モスクワ地下鉄を、共産主義の赤い星や、労働者、モザイク、柱列、浅浮き彫りのあるソ連博物館として見学するだけではもったいない。ここは古生物学の博物館なのだ。/地下鉄クルスク駅

モスクワ地下鉄を、共産主義の赤い星や、労働者、モザイク、柱列、浅浮き彫りのあるソ連博物館として見学するだけではもったいない。ここは古生物学の博物館なのだ。/地下鉄クルスク駅

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モスクワ地下鉄の柱列、壁、通路は天然石でつくられている。壁に近づいてみると、そこには化石や化石の模様がある。一瞬でわかることもあれば、首をぐっと伸ばしたり、柱列をなめるように見なければいけないなんてこともある。そう、これらは数億年前に生きていた生物の痕跡。/地下鉄ベラルースカヤ駅
これは異なる化石群。中央部分には腹足綱(ふくそくこう)の独特な螺旋状の殻がある。ほら、異なる堆積物がぎゅっとつまっていることがわかる。一部は砂、一部はロームってね。そのまわりにはウミユリの化石も。/地下鉄ドブルィニンスカヤ駅
おっと、これはウニの破損したトゲの一部だ。/地下鉄カホフカ駅
この天然石には、かつて貝殻がついていたんだ。大理石を薄切りにしたとき、このくぼみがでてきた。/地下鉄カホフスカヤ駅
この化石は珍しい。2つの生物が一緒に成長してくっついた可能性が高い。”尻尾”と呼ばれているこの白い物体はウミユリ。スポンジ、普通は海綿綱という生物分類のサンプルにくっついている。/地下鉄カシールスカヤ駅
結晶質石灰岩の色は薄いから、化石を見つけるのは結構難しい。写真だと特に。詳細に観察するための唯一の方法は、画像のコントラストを高めること。この写真では殻も細部もはっきり見える。/地下鉄トルブナヤ駅
これは地下鉄コムソモーリスカヤ駅、鉄道ヤロスラヴリ駅、鉄道レニングラード駅の間の通路の壁にある、頭足綱。長さは5~6センチ。頭足綱は何室または何房にもわかれている。軟体動物自体は最終室(房)に生息していて、殻を自分のまわりに構築し、幾層にもしている。/地下鉄コムソモール駅
地下鉄パルチザンスカヤ駅はモスクワ地下鉄の中でもっとも古い駅の一つ。1944年の戦争中に開業した。2008年に駅は改装され、ほとんどの化石が消えてしまった。やっと見つけた残存化石は、暗色大理石にあった殻(画像)。/地下鉄パルチザン駅
地下鉄5月1日駅の柱では、海綿生物を見ることができる。このような海綿生物は、赤色大理石で見つかることが多い。/地下鉄ペルヴォマイスカヤ(5月1日)駅
ウミユリの沈着物が地下鉄プローシャディ・イリチャー(イリイチ広場)駅の構内の壁に残っている。