フライボードで気分はスーパーマン

フライボードとは空中を進むウォーターボードで、水上でありながらも空中にいるという忘れがたい開放感を与えてくれるものだ。
フライボードに乗って水上9メートルにまで上昇したり、イルカのように水中にダイビングしたりして、スーパーマンのような気分になれる。
フライボードは2足の水圧ブーツと手動のスタビライザーで構成される。これらの構成部品は、ジェット状に加圧された水を送り込む金属製配管を含む長い柔軟性のあるホースを伝って、水上バイクのようなフレームに接続されている。
ブーツ下にあるノズルが動力の9割を供給し、方向は、フライボーダーが両足の角度を変化させることによって操作する。ボードを安定化させるには手動のノズルが使用される。
奇抜、独特で、少々気違いじみたこの水上スポーツは、フランス人のアドレナリン・ジャンキーで、水上バイク選手権の優勝歴を持つフランキー・ザパタ氏が発案したものだ。
このフライボード上では、乗り手があらゆる体操の妙技や曲芸のような離れ技を行うことができるので、これはもしかすると、新たなフリースタイルの水上アクロバット競技へと発展する可能性を秘めているかもしれない。
フライボードに慣れるのは比較的簡単だ。あらゆる点で操作は直感的だ。
ロシア人の間でのフライボード人気の上昇ペースは、驚愕的なものだ。たった1年前、フライボードという言葉を耳にしたことがある人は誰もいなかった。
ザパタ・レーシングが振興するフライボードに類似した、ロシア版のフライボードというものがある。基本的なコンセプトは同じで、水上バイク上のフレームからの水圧を原動力に使用している。モスクワにおけるフライボードの平均価格は8,000米ドル(日本円で80万円弱)だ。