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7月23日、ロシアの旅行家フョードル・コニュホフ氏が、11日と5時間31分という史上最短記録で、3つの海を股にかける、気球による単独世界一周飛行を成し遂げた。タス通信が伝えた。
最初のトライで記録を樹立したばかりか、出発地点であった豪州西部のノーザムからわずか数百メートルのところに気球「モルトン号」を着陸させるという離れ業もやってのけた。「科学的な観点からはほとんど不可能なことだ。驚くべき偶然の一致というほかない」とロシア地理学協会豪州センター代表、ウラジーミル・バラショフ氏。
これまで気球による単独世界一周飛行を成功させた例はひとつしかなく、米国の探検家スティーヴ・フォセット氏が2002年に達成した13日と8時間33分という記録が唯一にして最短の記録だった。
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