画像提供:スヴェトラーナ・ゴンチャローワ/ジャパンハウス
ロシアでこれに相当するのは、「慌てず急がず行けば道がはかどる(要するに、急がば回れ)」(Тише едешь - дальше будешь)、「急いては人の物笑い」(Поспешишь - людей насмешишь)など 。
日本では、ほかに「急いては事を仕損ずる」等がある。
ロシアでこの諺が生まれたのは、馬車や荷車で移動していた時代だ。いくら急な用件でも、焦って飛ばしすぎると馬が疲れたり、最悪の場合、斃死したりする可能性がある。ロシアの途方もなく広い原野で立ち往生した日には、野垂れ死にしたり、狼に襲われたりしかねない。
字義は同じでも、その根底にある生活感覚は違うかもしれない。
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