ウクライナ債務30億ドルを再編へ

AP通信
 ウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナの対ロシア債務の再編に応じる用意があることを伝えた。条件は国際通貨基金(IMF)の条件よりも良いものの、ウクライナのパートナーからの保証を必要としている。

 ロシアは30億ドル(約3600億円)のウクライナの債務再編に応じる。プーチン大統領は16日、トルコ・アンタルヤで行われていた主要20ヶ国・地域(G20)首脳会議の後の記者会見で、これを明らかにした。IMFの条件より良い条件を提案しているという。「返済期間を来年に繰り延べるよう頼まれたため、さらに踏み込んだ再編の用意があると答えた。今年は返済なし、来年は10億ドル(約1200億円)、2017年は次の10億ドル、そして2018年に残りの10億ドルと」とプーチン大統領。

 

一転、再編に応じた訳は

 このような予想外の提案をロシアが行ったのは、返済を将来的に確実に実施してもらい、ウクライナを困難な状況に追い込まないためだと、プーチン大統領は説明している。同時に、アメリカ、欧州連合(EU)、または国際金融機関からの保証も必要としている。

 ウクライナ政府はこれまで幾度となく、ロシアに他の債権者と同じ条件の債務再編を受け入れるよう求めてきた。特に、ウクライナのアルセニー・ヤツェニュク首相は13日、ロシアが条件を受け入れない場合、債務の支払いにモラトリアム(支払猶予)を導入すると述べていた。

 これは2013年11月にウクライナに割り当てられた150億ドル(約1兆8000億円)の融資の話である。ウクライナは最初の30億ドル(約3600億円)を受け取ることができたが、国内で暴動と政変が起こった後、ロシアはさらなる支払いを拒否した。融資の返済を、合意によると、ウクライナは2015年12月に行わなければならない。