ロシアの調査会社「インフォライン・分析」の情報によると、ロシアにはまだ外資系の固定価格店がないという。
「ユーロショップ」とは、ドイツ国内に225店舗を展開する、ヨーロッパの大手固定価格チェーン。すべての商品の価格が1ユーロに統一されている。商品には家庭用品、繊維製品、おもちゃ、文具、また特定の食品種(ビスケット、チューインガム、キャンディーなど)などがある。
ユーロショップの競合はロシアにあまりない。今のところ、固定価格店は「フィックス・プライス」、「ザオドノ」、「ファン・プライス」の3チェーンのみ。
フィックス・プライスは45ルーブル(現行レートで約83円)、ザオドノは商品のカテゴリーによって39ルーブル(約72円)、69ルーブル(約127円)、99ルーブル(約182円)。ファン・プライスは他の競合チェーンとは異なり、店でアルコールを販売している。
固定価格店は経済危機において、より確実な部門の一つとなった。アメリカ系コンサルティング会社「コリアーズ・インターナショナル」のデータによると、モスクワのショッピング街の空き店舗率は今年上半期、8.5%から11.8%に増加したという。しかしながら、ショッピング街の店舗への上半期の引き合いは、低価格カテゴリーの小売チェーンからが最も多く、コリアーズ・インターナショナルはフィックス・プライスとザオドノを例にあげている。
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