8兆円規模の契約も

 ウラジオストクで9月3~5日に開催される第1回「東方経済フォーラム(EEF)」では、総額で4兆7000億ルーブル(現行レートで約8兆5000億円)規模の契約が結ばれる可能性がある。アレクサンドル・ガルシカ連邦極東発展相が記者会見で述べた。

ロシア通信
 

電力、石油・ガス、農業などの分野

 「投資家との準備作業によって、200件の投資プロジェクトのパッケージを作成することができた」とガルシカ極東発展相。

 フォーラムでは、「極東・バイカル地域発展基金」が1000億ルーブル(約1800億円)規模の投資プロジェクト10件強の契約を結ぶ予定。同基金は100億ルーブル(約180億円)出資する。具体的には、輸送・物流インフラ整備プロジェクトや、極東への共同投資プロジェクトである。

 全体で、電力分野20件、農業分野6件、石油・ガス分野4件を含む、約70件の契約がフォーラムで結ばれるという。

 中には、韓国輸出入銀行との契約もある。「この銀行は非常に良い条件を提案している。銀行が融資を行うだけでなく、資本に参加することもできるということに、当方はとても関心を持った」と、ガルシカ極東発展相は「中国国家開発銀行」とすでに契約があることを説明しながら、このように述べた。

 

ガス精製分野の大型プロジェクト

 締結予定の契約には、極東発展省とロシアの国営天然ガス会社「ガスプロム」の、アムール州におけるガス精製分野の大型プロジェクトに関するものもある。

「石油化学会社『シブル』がガスプロムに追随した。彼らはプロジェクト実現に関する覚書を公表した」とガルシカ極東発展相。この大型プロジェクトの投資規模は8000億ルーブル(約1兆4400億円)だという。「これはロシア全体にとって非常に大規模なプロジェクト」と、ガルシカ極東発展相は同省がこの種の契約に調印するのは特殊なケースであることを強調しながら、述べた。

 EEFは今年が1回目で、今後毎年行われる。今年は約1500人の外国人が参加する予定。代表団は日本、中国、韓国、シンガポール、マレーシアなどから訪れる。