役人はLexusとInfinitiに乗れず

AFP / East News撮影

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ロシアで先週、公用車購入に関する新たな規則が発効した。これにより、関税同盟(ロシア、ベラルーシ、カザフスタン)以外で組み立てられた自動車を、役人は購入できなくなる。

 新たな規則によって、日本の高級車レクサス、インフィニティ、アキュラは国家発注の対象にならなくなる。発効した時点で、これらが輸入車のみとなっているため。

 トヨタは「ヴェドモスチ」紙の取材に対し、レクサスの生産には特別な技能が求められるが、それを身につけているのは日本とアメリカで働く専門家のみであることを説明した。インフィニティの組み立て契約は5月に終了し、今のところ更新の予定はない。アキュラはロシアの販売市場に参入したばかり。

 とはいえ、ロシアにおける日本の高級車の販売で国家発注が占める割合は、レクサス0.4%、インフィニティ1%と低い。

 

日本の高級車の有望なニッチは経済界のエリート 

 ロシアの金融コンサルティング会社「FOC」の共同経営者であるモイセイ・フルシチク氏はこう話す。「国家部門は保守的であるため、レクサスとインフィニティがメルセデス、BMW、アウディと競争するのはとても難しかった。ドイツの高級車は、ソ連時代後期の時点ですでに人気があり、ステータスや威厳がイメージされていた」

 日本の高級車にとって有望なニッチとなるのは、民間のエリートと商業部門。すでに立場を確立しており、おしゃれ、また実業家の個性のイメージが強い。より安価な日本車は、ロシアの地方の役人にとても人気があるという。

 「多くの地方の主な公用車はトヨタ・カムリまたは日産ティアナ。副知事レベルで乗っている人も多い。道路の状態が良くない場所では、トヨタ・ランドクルーザーや三菱パジェロなどの日本のSUVが公用車として人気が高い」とフルシチク氏。