五輪でソチ空港に40億円超

2014年ソチ冬季五輪の開催期間中、ソチ国際空港はビジネス・ジェットの受け入れだけで、4200万ドル(約42億円)の収入を得る可能性がある。同空港の2012年度の売上高7000万ドル(約70億円)と比較すれば、五輪の経済効果は一目瞭然。期間中のビジネス・ジェットの乗り入れ申請は、すでに650件にのぼっている。
ソチ五輪の開催期間中、ソチ国際空港は4200万ドル(約42億円)の収入を得る可能性がある=ロシア通信撮影
ソチ五輪の開催期間中、ソチ国際空港は4200万ドル(約42億円)の収入を得る可能性がある=ロシア通信撮影

 ビジネスマンは1機につき、6万4000ドル(約640万円)ほどを支払う。この受け入れサービスには、駐機、発着の時間枠、清掃、燃料補給が含まれる。

 ソチ国際空港の管理・運営会社「バゼル・アエロ」(ロシアの大富豪オレグ・デリパスカ氏の会社)は、ビジネス・ジェットの受け入れサービスが高額な理由について、申請のほとんどがピーク時の五輪開閉会式前後に集中しているため、としている。

こんな話題も:

モスクワに4ヶ所目の空港

 「五輪開催期間中にビジネス・ジェットが占める割合は、全体の30%ほどになるかもしれない。ビジネス・ジェットの乗り入れサービスへの申請件数はすでに650件を超えている。これは昨年ソチで行われた国際投資フォーラムの開催期間中に受け入れた件数の5倍。この時ビジネス・ジェット115機にサービスが行われた」と、バゼル・アエロの広報部はロシアNOWの取材に対して答えている。

 五輪開催期間中に優先されるのは、国内外の定期航空便と、選手団が搭乗している飛行機。ビジネス・ジェットについては、日中の受け入れが無理な場合、夜間に変更になる。

 五輪は重要なイベントだから、ビジネス・ジェットの乗り入れ機数が650機をはるかに上回ることは自然、と考えるのは、ビジネス航空通信社「ビズアヴニュース」のドミトリー・ペトロチェンコ社長。ダボス会議の開催期間中、ビジネス航空機の乗り入れ申請は1500件あり、ジュネーブとチューリッヒの空港に振りわけられたという。さらにジュネーブ近郊の軍事空港が一部に割り当てられた。もっとも人気の高い飛行機「ボンバルディア・チャレンジャー300」(8~9人乗り)のスイスの空港におけるサービス料金は、3300~3500ドル(約33~35万円)ほどだという。ここには1日分の駐機料金も含まれており、軍事空港に3~4日駐機しなければならなくなった場合は、料金がさらに安くなる。ダボス会議の時でも料金は同じだった。

 ソチ五輪開催中はソチ国際空港がフル稼働しているため、利用しない方がいいと、あるロシアのビジネス航空オペレータは話す。時間枠の取得が難しいのが理由だという。すべての時間枠が事前に割り当てられていることを、ロシア連邦航空輸送局の関係者は認めた。この時間枠の取得方法は現在、他の会社から買うか、ソチのビジネス・ジェット発着調整本部を通じて取得するかの2つのみ。ヨーロッパにはこのような問題がなく、ビジネス・ジェットは届け出手続きにもとづいて飛行し、発着の時間枠を予約しない。

 ビジネス・ジェットはアナパ市やクラスノダール市のバゼル・アエロの予備空港も利用できる。これらの空港はソチから飛行機で32分の距離に位置しており、それぞれ35機と40機の駐機場が確保されている。

 

RBCデイリー参照+ロシアNOW独自取材記事。

+
フェイスブックで「いいね!」を待ってます!