ロスネフチのナホトカ市ターミナル 写真提供:rosneft.ru
イーゴリ・セチン・ロスネフチ社長と内山元雄・丸紅欧州社長が、液化天然ガスの売買契約の基本条件に関する協定に調印した。協定は、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムで調印された。
この協定に基づき、ロスネフチは、2019年より年間125万トンのLNGを丸紅に長期納入する。
この長期納入は、ロスネフチが極東で展開する予定の新LNGプロジェクトの枠内で行われる。
ロスネフチは、協定調印について、次のように伝えている。
「近年、アジア太平洋地域では、日本その他の国で、液化天然ガスの需要が根強く、ロスネフチの極東での新LNGプロジェクトには、大きな展望が開けている。一方、日本にとっても、このプロジェクトによるLNG輸入は、供給元の分散とエネルギー安全保障の向上という観点から重要な意義をもつ。建設予定の工場の好立地、日本の主要な港とLNG受入れ基地への近さ、また、日本の消費者へエネルギーを柔軟かつ安定的に供給できる点が、大きな長所となっている」。
ロスネフチと丸紅は、今年4月に、LNGプロジェクトをめぐる提携で覚書を結んでいた。覚書には、LNGのほかロシアでの石油・ガスプロジェクトの共同開発も含まれている。
*元記事(露文)
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