タス通信撮影
日本の自動車部品メーカー各社は、ロシアでの生産を近い将来大幅に拡大することを計画している。日本経済新聞の6月11日付けの記事でこれが明らかとなった。
燃料配管の製造を専門としている「三桜工業」は、2月にトリヤッチで工場を稼働したばかりだが、今年末までに新たに2工場を開設し、さらに来年は自動車メーカー「日産」のサンクトペテルブルクにある工場で、自社生産ラインも設置するという。三桜工業がロシアのプロジェクトに投じる金額は、総額30億円ほどになると評価されている。
車体シール部品を製造する「鬼怒川ゴム」は来年、ロシアでは初となる工場を稼働する計画を立てている。この2社以外にも、「カルソニックカンセイ」や「ハイレックス」などの日本の自動車部品メーカーが、ロシアで自社工場を建設する可能性を探っている。
同新聞は、日本の自動車関連会社が現在、昨年10.6%増の伸びを示したロシアの自動車市場に強い関心を持っていると伝えている。「日産」や「トヨタ」などの大手自動車メーカーは、すでにロシア国内に工場を保有しているが、その部品の多くがいまだに海外で生産されている。同新聞は、日本の自動車部品メーカーがロシアに参入することで、ロシア市場における日本メーカーの地位を固めることができると考えている。
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