SPIEFで数十億ドルの契約の見込み

6月20~22日に行われる第17回サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)では、北極圏大陸棚の石油・ガス鉱床の開発に関する契約が結ばれるかもしれない。
フォーラム組織委員会によると、すでに大手外国企業の代表200人以上と、ロシア企業の代表374人の参加 =コメルサント紙撮影
フォーラム組織委員会によると、すでに大手外国企業の代表200人以上と、ロシア企業の代表374人の参加 =コメルサント紙撮影

参加者数も契約件数も年々増加 

 「2011年のサンクトペテルブルク国際経済フォーラムでは約50件、総額60億ドル(約6000億円)の契約が結ばれた。一方でフォーラムの運営費用 は2800万ドル(約28億円)だった。2012年は84件の契約が結ばれ、うち9件が総額110億ドル(約1兆1000億円)の契約だった。大型契約と しては、17億ドル(約1700億円)相当の『トランスアエロ』(ロシアの航空会社)によるエアバスA380型機の購入と、2億1240万ドル(約212 億4000万円)相当のスホイ・スーパージェット100型機(ロシア製飛行機)6機の販売があげられる」と、ロシアの投資分析会社「インヴェストカフェ」 輸送・機械建造・冶金・化学部門の上級アナリスト、アンドレイ・シェンク氏は話す。

 

すでに大手外国企業の代表200人以上の参加が確定 

 フォーラム組織委員会によると、すでに大手外国企業の代表200人以上(うち社長55人)と、ロシア企業の代表374人(うち社長23人)の参加が確定しているという。

 「国の指導者以外にも、今年はBPのロバート・ダドリー最高経営責任者、シーメンスのペーター・レッシャー最高経営責任者などの有名な実業家や専 門家も参加する」と組織委員会は伝えた。ロシアからはズベルバンクのゲルマン・グレフ総裁、ガスプロムアレクセイ・ミレル社長、ロスネフチのイーゴリ・ セチン社長などのビジネスマンが参加する。専門家らがこれまでよりも大きな成果を期待していることは驚きではない。

 

世界経済の重要問題についても討議 

 契約以外にも世界の金融危機からアフリカ諸国のインフラ問題まで、多くの重要な問題について話し合いが行われる予定だ。G20ビジネスサミット(B20)の主なテーマは経済成長の加速を目的とした投資の刺激で、その他にも世界金融危機の改善方法が模索される見込みだ。専門家らは改善可能だと考え ている。

 世界経済の最近の傾向として、インドネシア、ベトナム、トルコ、ナイジェリアなど、大きく発展している国々の影響力があげられる。CNNインターナショ ナルの編集者兼司会者であるジョン・デフテリオス氏は、フォーラムのテーマセッション「BRICSを超えて~世界成長の新たな原動力」の議長として、これらの新興国が、自国 の拡大する影響力を維持するために、どのような対策を取るべきか、またこのような状況が世界の実業界にどのような展望を開く のかについてのディベートをまとめる。

 

エネルギー市場の変 化:シェール革命、メタンハイドレード・・・ 

 将来的な見通しの他にも、B20はエネルギー需要の増加といった喫緊の問題についても話し合う。人口の急増、都市化、世界的な中流層の割合の増加、消費モデルの変化は、エネルギー需要を長期的な見通しにおいて加速させる、ほんの一部の要因にすぎないと考えられている。石油会社は世界のエネルギー市場の変 化について話し合いを行う予定だ。アメリカはシェール革命、日本は海底に眠る大量のメタンハイドレードで、近い将来世界の市場を大きく変えるかもしれない のだ。

 専門家は今後のエネルギー開発で、国際的な共同開発が進む可能性を考えている。「ロシア企業による北極圏大陸棚の活発な開発については、石油・ ガス鉱床の共同開発に関する契約が結ばれるかもしれない」とシェンク氏は述べた。

 サンクトペテルブルク国際経済フォーラムは1997年に始まり、2005年からはロシアの大統領後援のもとで行われている。サンクトペテルブルクで開催 される前に、一部セッションは他の国でも開催されている。韓国ソウルでは4月3日、韓国産業連盟後援の特別なパネルセッション「原料・技術市場の見通し: ロシアとアジアの協力の新時代」が行われた。

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