=ロシースカヤ・ガゼータ(ロシア新聞)撮影
=ロシースカヤ・ガゼータ(ロシア新聞)撮影
大会初日にロシア選手が獲得したメダルは金7、銀2、銅8(非公式集計)で、これにドイツ、韓国が続く。
ロシア選手が金メダルを獲得した種目は、ベルトレスリング、体操、砲丸投げ、フェンシング、飛び込みだ。
プーチン大統領が「カザン・アリーナ」開幕宣言
7月6日夜、プーチン大統領が、第27回夏季ユニバーシアード2013の開幕を宣言。メインスタジアム「カザン・アリーナ」は4万5千人の観客で埋まった。
開幕セレモニーは、華麗で多彩なショーによってロシアの歴史の各時代を再現した。文学、文化全般、科学技術の発展の各段階のほか、タタール人の形成過程も示した。
プーチン大統領は、カザンの中心部まで電車「ラーストチカ(ツバメ)」に試乗した。この電車をはじめ、ユニバに合わせて作られた交通機関は実際よくできている。カザン市民は、慌てず騒がず、開催準備の大仕事をやりとげた。
突貫工事
開幕セレモニーが行われたメインスタジアム「カザン・アリーナ」も、強い印象を与える――とくに3ヶ月前にそれを目にした人間には(内部を見た人間にはなおさらだ)。当時はまだ半分も仕上がっていなかった。
スタジアムの壁面には、サッカー場の大きさの超巨大スクリーンが設置された。この大きさは前例がない。
開幕セレモニーが始まる10分ほど前に、数人の選手がプーチン大統領と会った。選手たちは、どんなスタートの前にもまして緊張した様子だったが、何人かの女子選手は、ミスコンで優勝できそうな美形で、そのハラハラドキドキぶりがとても似合った。
華麗なセレモニー
セレモニーは夜10時の開始。3D効果と巨大ビデオプロジェクターを駆使したショーは、他のいくつかの創造的なコンセプトとともにまさに圧巻。開幕セレモニーの公式プログラムに先立って、歴史・民族劇が披露され、20分間にわたり、ロシアの20のさまざまな民族の代表が行進した。
その直後に、FISU(国際大学スポーツ連盟)のエンブレムであるUの字が、5つの異なる色の星(5大陸のシンボル)とともに、パッと浮かび上がった。FISUはユニバーシアードや世界大学選手権の運営を行っている。
開催都市カザンの紹介は、まず「カザン:ボルガの心」と題されたビデオで始まった。そのあとで、この1000年以上の歴史をもつ古都の歴史が、年代記、伝説、歴史などに関する6部の物語で紹介された。この間、タタールのメロディーやモチーフが流され、384人のアーティストが参加した。
162カ国から13000人超の選手が参加
選手団の行進はまずアルバニアから始まった。大選手団を送り込んできたのは、アメリカ、中国、カナダ、ブラジル、日本、そしてもちろんロシアだ。
慣例通り最後に登場したのはロシア選手団で、旗手を務めたのは重量挙げのドミロチー・ホミャコフ選手だ(前回の2011年の大会でも、この種目のアンドレイ・デマノフ選手が旗手だった)。
選手、審判の宣誓に続き、プーチン大統領が第27回夏季ユニバーシアード・カザン大会の開会を宣言したが、うっかりユニバーシアードをオリンピックと言い間違えるハプニングがあった。
何日も続いた聖火リレーはスタジアム「カザン・アリーナ」で終わり、聖火台に点火したのは、ホッケーのユース代表チーム主将のナイリ・ヤクポフ、女子バレーボールのエカテリーナ・ガモワ(シドニーとアテネで銀メダル)、パラリンピックで4度優勝しているイレク・ザリポフ、ロンドンで優勝した柔道のタギル・ハイブラエフの各選手。
今大会は27種目が戦われ、162カ国から13000人超の選手が参加して、351個のメダルを争う。閉幕は7月17日。
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