ベスニナとマカロワは見事な戦いぶりを見せ、対戦相手の森田と土居美咲に隙を与えなかった =ロシア通信撮影
2月9日の第1試合では、世界ランキング13位のマリヤ・キリレンコが、42歳のベテランであるクルム伊達公子に快勝した。
しかしながら第2試合では、世界ランキング20位のエカテリーナ・マカロワが、同57位の森田あゆみに2-6、2-6で両セットを奪われ、あっさりと負けてしまった。
最終日となる翌2月10日の第3試合では、風邪で欠場したキリレンコの代わりに、世界ランキング33位のエレナ・ベスニナが森田と対戦したが、モスクワで勢いづいた森田に4-6、1-6で完敗した。
第4試合ではマカロワと伊達が対戦したが、マカロワは前日の敗戦から復活し、自信に満ちたプレーで伊達を圧倒して、6-1、6-1で勝利した。最後はダブルス戦で準決勝進出を争った。
オリンピックスタジアムをうめた地元の観客を喜ばせるかのように、ベスニナとマカロワは見事な戦いぶりを見せ、対戦相手の森田と土居美咲に隙を与えなかった。結果6-2、6-2で圧勝した。この試合により、ロシア代表は日本代表に対して3勝2敗で勝利して、次のステージに進んだ。
2勝した森田あゆみはこう話した。「最後に勝つことができなくて残念だった。WTAツアー選手権でしばしば対戦するので、ベスニナとキリレンコのことはよく知っている。そのため自分のテニスと、やるべきことをやるということに集中した。今年は調子が良く、この2日間も自分にとって最高のテニスができたと思う」。
エカテリーナ・マカロワは、最初の試合よりも、最終日で日本相手に良い動きができたと話す。「ペアでは波に乗ってうまく戦うことができた。とても正確に戦えて、2人の相互理解が復活したと言える。1日目よりも生き生きとしていて、はるかに自信が持てた。神経質になったりせず、明るく上機嫌で戦えた。日本代表はとても強力だし、森田は今シーズンのセンセーショナルな選手の一人だ。森田がこの調子を続けたらすごい記録を残していけるだろう」。
ロシア代表は4月に行われる準決勝への切符を手にしたため、3勝1敗でセルビアを下したスロバキアと対戦する。
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