ロベルト・ディアメントの目で見たソ連の生活(写真特集)

ロベルト・ディアメント/MAMM/MDF/russiainphoto.ru
 ロベルト・ディアメントの写真は、「ソ連の写真アンソロジー」に含まれ、ソ連のメディアで印刷され、外国の展覧会で展示された。ディアメントはその時代の特徴を捉えることができ、またカラーで映された最初の写真の一つであった。

 ディアメントはキエフ生まれ。20歳のとき、趣味だった写真が2つ目の職業となった。彼の写真は地元の新聞に掲載されるようになったが、並行して電気技師としても働いていた。しかしモスクワで彼の才能が指摘されるようになり、1937年にモスクワに移り住み、主要な新聞用に、パレードやソ連の大々的な建設事業、また労働者・農民たちの偉業をテーマに写真を撮った。

 戦時中、ディアメントは北方艦隊に向かった。飛行士たちと共に戦闘機に乗り、海兵隊の攻撃、英国の連合警護隊や後方の諜報員たちの出撃にも同行し、北方艦隊の写真記者と呼ばれた。 

 しかし終戦後、彼の関心はソ連の市民の日常生活へと移った。その頃、カラー写真が普及し始めた頃で、ロベルト・ディメントの作品はソ連を映した最初のカラー写真となった。

 当時の様子を伝えるもっとも鮮やかな写真をいくつか紹介しよう。

「バレリーナたち」、1950年代
「免許証を見せてください」、1952年
「レストランにて」、1950年代
「学校の人形劇場」、1950年代
「漁に出る漁師のプロパガンダ集団」、1950年代
「ショーウインドーの前で」、1961〜1969年

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