モスクワの動物レストラン5選

ウクライナ料理レストラン「シノク(Shinok)」

ウクライナ料理レストラン「シノク(Shinok)」

 オーナーや従業員だけでなく、4本足の住民も来訪者を心待ちにしているモスクワのレストランを、ロシアNOWが5店選んだ。

シノク

 ウクライナ料理レストラン「シノク(Shinok)」が開業したのは1997年。有名なレストラン「カフェ・プーシキン(Kafe Pushkin)」の所有者アンドレイ・デロス氏が手掛けた。開業以来、ヴィヴィアン・ウエストウッドやバンド「ローリング・ストーンズ」などの世界的なスターが訪れている。2013年に完全な再ブランド化が図られ、オープンキッチンが登場し、インテリアが変わった。唯一手つかずで残ったのは、店内のガラス張りのアトリウム。アトリウム内部には本物の動物界が存在し、家畜番が大切に世話をしている。ここには常に、キジ、クジャク、ウサギのヤシカ、そしてレストランのスターである巻き毛牛のロマシカがいる。動物の仕事のスケジュールは厳格で、午前9時から午後10時までに制限されている。動物を見ることができるのはこの時間帯のみだ。

 

ファニー・カバニー

 グリル・ハウス「ファニー・カバニー(Funny Cabany)」は月曜日から水曜日までレストランとして営業し、木曜日の夜からはパーティーの会場となる。パーティーにはモスクワの有名人が出席していることが多い。そしてどのパーティーにも必ず同席するのが、4本足の「ホステス」ミニブタのファニー。ファニーはリード付きでレストランのホールを散歩しており、得意客は時に、ファニーを抱きしめたいがために訪れる。ファニーは写真撮影が好きで、店の写真によく写っている。店の訪問者によれば、魅力的なファニーと話をした後、一つ「問題」が生じてしまうのだという。それは肉を食べる気が失せてしまうことだ。

 

フラム・ドラコナ

 中国・日本料理レストラン「フラム・ドラコナ(Hram Drakona)」を、所有者は料理の品揃えだけでなく、インテリアのデザインでもモスクワの真のアジア「島」にしようと試みた。伝統的な調度品や内装以外に、ガラス製の床の下には日本の鯉とアカミミガメが生息する人工の小川が流れており、オシドリとオナガキジの歩く橋が小川にかかっている。店員に頼めば、小川の生き物に特別なエサを与えることもできる。

 

ハチャプリ

 グルジア料理レストラン・チェーン「ハチャプリ(Hachapuri)」には、伝統的な料理サツィヴィやロビオだけでなく、モスクワ一のセレブな羊のトリクに会うことを目的として人々が訪れる。羊のトリクはチェーンのシンボルになっている。女性や子供のアイドルで、モスクワ郊外のマンションの所有者で、モスクワのおしゃれっ子かつ人気スポットの常駐っ子である。今日はチェーンのどのレストランにトリクが来るのか気になったら、ウェブサイトや交流サイト(SNS)で知ることができる。羊のトリクには「フェイスブック」、「インスタグラム」、「フコンタクチェ」のアカウントがあり、自分があらわれるレストラン以外にも、レストランのニュースやお気に入り料理のリストを「掲載」している。

 

エラルジ

 こちらも動物好きなグルジア料理レストラン。「エラルジ(Eraldji)」は「ハチャプリ」とは異なり、家庭料理のある郊外の家の雰囲気を再現している。郊外の家につきものなのがペットだ。店の訪問客はディナーを食べながら、キンカチョウの鳴き声や2羽のオウムの会話を聞いたり、ネコのアナトリヤをなでたりすることができる。また、庭の特別な囲いの中にはリスとウサギがおり、夏にはかわいいヤギが加わり、草の上を歩く。