安田理沙さんは、アルメニアのディアナ・アダミャンさん、韓国のJieon Parkさんと、2位を分け合った。
入賞者20名のうち6名をロシア人が占め、1位を逸したのはピアノ部門のみ(ここでは2位だった)。
タス通信が主催者の話として伝えているところによると、オープニングのコンサートを会場で、またはテレビ、インターネットで視聴した人は、200万人以上にのぼった。
国際チャイコフスキー青年コンクールは1992年に創設。青少年音楽家、演奏家のための世界最大の国際コンクールで、ピアノ、ヴァイオリン、チェロの各部門で行われる。
有名なチャイコフスキー国際コンクールと緊密な関係にあり、青年コンクールの優勝者は、前者へ出場するよう推薦される。創設以来の23年間で、世界35ヶ国から約1200人の音楽家が参加した。
これまで日本で、1995年(仙台)と2004年(倉敷)の2度、開催されている。これより開催回数が多いのはロシアだけで、1992年(モスクワ)、1997年(サンクトペテルブルク)、2014年(モスクワ)、2015年(ノボシビルスク)の4度開催。
近年、アジアからの参加者が増えている。「今は、各楽派、流派の相互浸透が非常に進んでおり、アジアの演奏家の多くが、その才能を見事に開花させている」と審査員の一人、キリル・ロディンさん(チェリストでモスクワ音楽院教授)は語った。
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