赤の広場で初の書籍市

エフゲニヤ・ノヴォジェニナ/ロシア通信撮影

エフゲニヤ・ノヴォジェニナ/ロシア通信撮影

モスクワの赤の広場で6月25~28日、初の「ロシアの本」フェスティバルが開催される。ロシア全土から出版社300社以上が集結し、文芸作品から教育文献までの新しい本を紹介する。

 フェスティバルの会場は、歴史博物館から高台までの面積2万3000平方メートルの領域で、テーマごとにゾーンがわけられている。書籍市の主な部分はジャンル別の販売台。また開会式、閉会式、授賞式、有名作家との交流会、ミュージシャンの演奏などが行われるメインステージと講堂もある。GUM(国立百貨店)ではフェスティバルのプロのイベントや古本のイベントも行われる。

 4日間の開催期間中、作家や詩人との交流会、アーティストやミュージシャンのパフォーマンスがあり、ミハイル・ヴェレル、パーヴェル・バシンスキー、エヴゲニー・ヴォドラスキン、アレクサンドル・カバコフ、アレクセイ・ガリボリ、ユーリ・バシメト、デニス・マツエフ、ウラジーミル・ポズネル、ザハル・プリレピンなどが登場する。

 ロシア連邦出版・マスコミ局のミハイル・セスラヴィンスキー長官は記者会見で、フェスティバルの予算が4000万ルーブル(約9000万円)であることを明らかにした。「モスクワ・フェスティバル『ロシアの本』自体が画期的。赤の広場全域を占めただけでなく、一部のブティックを古本屋に替えるなど、GUMにも会場を広げている」

 出版・マスコミ局のウラジーミル・グリゴリエフ副長官はこう話した。「このフェスティバルのアイデアが出たばかりの頃は、出版社のどこも本当に開催できるなんて思っていなかった。大切なのはこれが今後も続くこと。また、できればアレクサンドル・プーシキンの生誕記念日である6月6日に行われること。来年には国際フェスティバルになることも期待できそうだ」

 主催者が重視しているのは児童文学。現代ロシアの児童文学作家の講演、新作の紹介、児童文学分野の授賞式、クリイティブ・ワークショップ、マスター・クラス、文学クエスト、また出版や挿絵などについての円卓会議が行われる。

 フェスティバルのプログラム、参加者、イベントについては、公式サイトで確認できるようになっている。