サンクトで「リング」の貞子展

写真提供:kinopoisk.ru

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サンクトペテルブルクの国立彫刻美術館でハロウィンの10月31日、数時間限定の「山村貞子」展が行われる。展示品されるのは、映画「リング」の貞子のおもちゃや絵、服の切れ端、指紋、日記、呪いのビデオなど。

  希望者は誰でもインターネット経由で展示品を出品することができる。美術館の交流サイト(SNS)「フコンタクチェ」で10月31日まで、展示用の絵、写真、ハンドメイド品の受付が行われる。応募作品の中から優れた作品が選ばれ、展示される。

 展示会主催者のエレーナ・カバチンスカヤ氏はこう話す。「世界中で人気の高い貞子の話を通じて、日本の怪談を紹介したい」

 展示会は貞子のおもちゃ、絵、服の切れ端、指紋、日記、呪いのビデオなど、映画のアーチファクトを紹介するコーナーと、怪談のアーチファクトや妖怪の世界を紹介するコーナーの2部門からなる。カバチンスカヤ氏は、日本で昔から伝わる幽霊の話が、ロシア人の来場者にとってただ怖いだけでなく、興味深いものになると考える。

 来場者は展示会場に入る際、お守りの石を受け取る。幽霊の世界に入ったら、生きて元の世界に戻れるように、「正しい」ふるまいをしなければならない。

 この展示会は、すでに10年以上続く「サンクトペテルブルクにおける日本の秋」フェスティバルの一環として行われる。 

 鈴木光司の小説「リング」のロシア語翻訳版が出版されたのは2004年だが、ロシアで人気が高まったのは日本映画「リング」(1998)の公開後のこと。ロシアでの興行収入がもっとも高いホラーとなった。