ロシア科学アカデミー中央植物園「日本庭園」=ナタリア・ススリナ撮影
これまで、モスクワで開花がもっとも早かったのは4月25日、もっとも遅かったのは5月15日だった。
満開になるのは27日の予定で、春の訪れを祝う日本文化祭「花見」が同日、樹木園で行われる。日本の扇子、提灯、布絵の教室に参加したり、日本の伝統的な衣装を着て写真撮影したりすることもできる。
昨年桜のつぼみが初めて開いたのは5月9日、モスクワ北東部のロシア科学アカデミー中央植物園「日本庭園」でのことだった。見ごろを迎えたのは祝日の5月9日~10日だったため、250本の桜の木がある日本庭園には、30~40分の長い行列ができた。安倍晋三首相は昨年、モスクワを訪問した際に、桜の苗木を植樹したが、花見を楽しむにはまだ時間がかかりそうだ。苗木が育ち、花が咲くのに、平均して5年ほどかかる。
日本の安倍晋三首相はモスクワ訪問2日目となる昨年4月30日、父の安倍晋太郎外務大臣(当時)が植樹した桜から育てられた桜の苗木を日本庭園で植えた。安倍首相はこの後、「30年後に次の日本の首相がロシアを訪問して、植物園で桜の苗木を植えるでしょう」と冗談を言った。
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