4月6日~13日の文化行事

ジャンニ・モランディのコンサート、イタリア映画フェスティバル、そして中世インドの宝飾品、ソ連のフォトポートレートの各展覧会など。

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49日(水曜日)

 「ユダヤ博物館・寛容のセンター」は、モイセイ・ナッペルバウムの展覧会『アトリエ』を開く。モイセイ・ナッペルバウムは戦前のソビエトで最もよく知られたポートレート写真家の一人である。彼は自らの照明用機材である1キロワットのランプを電気ソケットのかわりにバケツの中に据え、長い支柱で固定した。この器具は『ナッペルバウムのバケツ』と呼ばれ、それを使って数々の傑作を残した。展覧会では約200のポートレート作品が展示される。ナッペルバウムは生前から巨匠として知られており、有名人がソ連中から彼のもとへ写真を撮りに行ったほどであった。そういったことから、彼はあらゆるエリートたちの写真を撮っており、現在も私たちは彼の写真を通して歴史を学ぶことができるのだ。

公式サイトhttp://www.jewish-museum.ru/ru/blog/193-vystavku-moiseya-nappelbauma-atelie

 

『グレート・ビューティー/追憶のローマ』=Press Photo

 同日、新しいイタリア映画のフェスティバルが、映画館『イリュージョン』でスタートする。7日間の期間で11の映画が上映される予定。『ゴールデングローブ賞』を受賞した、パオロ・ソレンティーノ監督の『グレート・ビューティー/追憶のローマ』で映画祭は開幕する。この映画は上流社会とその人々の性質に対する強烈な皮肉である。閉幕ではエドアルド・レオ監督の『こんにちは、パパ』が上映される。この映画は老いてゆくプレイボーイが主人公で、突然彼の前に16歳の娘が現れ、彼の人生を激変させるというストーリーになっている。

公式サイトhttp://www.coolconnections.ru/ru/films/festival/211/city/1

 

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 「飛行の準備はできた?」。テストパイロットのマルク・ガライは、飛行訓練の前にはユーリー・ガガーリンにそう尋ねるのが常だった。全く同じ名の付けられたこの展覧会が、「宇宙飛行士の日」前日のこの日、モスクワ現代美術館で始まる。展覧会では、宇宙をテーマに40人の現代美術家たちの作品、主にコンセプチュアル・アートの作家であるオレグ・クリク、コンスタンチン・バトィンコフらの作品が展示される。作品は絵画、彫刻、アート・オブジェ、インスタレーション、グラフィック・アート、ビデオ・アート、写真、とあらゆるジャンルのものが出展される。美術家たちにとって宇宙というテーマは学術的目的ではなく、単に想像の対象であるために、この展覧会は徹頭徹尾、幻覚的なものとなるだろう。サイケデリック・アートの愛好者の興味をひくことは間違いない。

公式サイトhttp://www.mmoma.ru/exhibitions/tverskoy9/k_poletu_gotov

 

412日(土曜日)

  

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 クレムリンのウスペンスキー大聖堂展示ホールと十二使徒教会の「柱の間」では、「インド:世界を魅了した宝飾品」展が開かれる。「遠い我がインドの石窟でダイヤモンドを数えるなかれ、南の海で真珠を数えるなかれ」とインド人の商人が歌うのはニコライ・リムスキー=コルサコフのオペラ『サトコ』であった。これらダイヤモンドや真珠が、300点以上のユニークな宝飾製品というかたちでロシアの展覧会に持ち込まれたのは初めてのこととなる。展示されるのは、インドの宝飾品(帽子や装飾品)だけでなく、ヨーロッパのデザイナーが前世紀初めにインドにモチーフを得て制作したものもある。中世インドの装飾品や、カルティエやショーメ、モーブッサン、ヴァンクリーフ&アーペルといった宝飾品の他に、現代インドの名匠による作品も展覧会に供されることになっている。

公式サイトhttp://www.kreml.ru/exhibitions/moscow-kremlin-exhibitions/vystavka-indiya-dragotsennosti-pokorivshie-mir/

 

 

413日(日曜日)


ジャンニ・モランディ=Photoshot/Vostock Photo撮影

 イタリアの歌手ジャンニ・モランディのコンサートが、クレムリンのホールで行われる。モランディは1965年に最初のロシアでのコンサートを行い、それ以降定期的にロシアで公演を行っている。1960年代から80年代のロシアでは、モランディは歌謡曲をひねらずにストレートに歌い、非常な人気を博した。80年代のロシアで、彼のウグイスのように美しい声は、開けられた窓の向こうのレコードから、あるいは海水浴場のラジオから、よく聴かれたものである。その長いキャリアを通じて、モランディは30枚以上のレコードやCDを発売し、今やその総セールスは3000万枚に上っている。

公式サイト: http://kremlinpalace.org/ru/events/dzhanni-morandi