日本の民謡バンド ”さんさ踊り” =Press photo撮影
伝統にならい、2013年のフェスティバルは、”モスクワ市の日”の行事の一環として開催される。フェスティバルの1日の観衆は、赤の広場だけでも7,000人を超え、フェスティバル全体では5万6000人を超える見込み(インターネットとテレビの視聴者を合わせれば1億人以上)だ。
ロシアNOWは、フェスティバルに参加するオーケストラの指揮者にインタビューし、彼らのプログラムや希望について語ってもらった。
日本の民謡バンド ”さんさ踊り”の野坂哲司氏
ロシアと日本の両国にとって、私達は重要な隣人なのです。そこで、両国間に優れたパートナーシップを築けば、将来多くの機会が実を結ぶでしょう。しかし、これまで私達の間には、ごくわずかな交流しか生じませんでした。ですから、私達の踊りによって、両国の友好関係がどんどん改善されていくきっかけになればと思います。
今回は、さんさ太鼓に合わせて踊ります。この踊りは、16世紀にまで遡る歴史があるため、たいへん伝統的なものです。
2011年に地震が発生した際には、ロシアから多大な支援と温かい応援をしていただきました。今回、それに対するお返しとして、また、日露関係のさらなる改善をめざして、この招待を承諾することにしました。
私達にとってスパスカヤ塔の祭典は、向上の意味を持っています。私達は、これは貴重な機会だと思っています。
したがって、この行事に参加することで、より深い相互理解と交流が可能になると考えていますが、それだけでなく、平和と二国間の尊重の実現にもつながると考えています。
緊密な関係は力があることや美しさよりも大事だと思います。
韓国空軍音楽隊パク・ジェキュン大尉
この祭典での私達の演奏を通じて、韓国空軍音楽隊は、我らが韓国の伝統文化を間接的に皆さんにご紹介したいと願っています。それだけでなく、今年は韓国とロシア間の国交樹立の23年目にあたります。そこで、二国間における文化的交流を、将来も確立していきたいと願っています。
このフェスティバルのために、私達は多様なジャンルの演奏を準備してきました。それにはロシアの作曲家モデスト・ムソルグスキーの『展覧会の絵』から、YouTubeで一大旋風を起こしたPsyの『江南スタイル』、韓国の伝統音楽アリランなど、さまざまなものが含まれです。私達は、聴衆の皆さんにも韓国空軍バンドに加わって楽しんでいただけるようなパフォーマンスを用意しました。
韓国空軍の軍楽隊は、コンサートバンド、マーチングバンド、スイングバンド、室内楽、マジック、伝統音楽など、多様なジャンルによって構成されていますが、それは兵士の士気を高め、国内や海外のさまざまな行事において文化的親善大使の役割を果たすためのものでもあります。
メルヴィル・ジェームソン准将(大英帝国勲章(CBE)受章者)、スパスカヤ塔フェスティバル顧問、タトゥー(軍楽行進)顧問兼王室エディンバラ・タトゥー上級顧問、バーゼル・タトゥー上級顧問、英国団体パイプ・ドラム・バンド
英国団体パイプ・ドラム・バンド
聖ワシリイ大聖堂を背景にもつ名高い赤の広場を舞台とする、「スパスカヤ塔」クレムリン軍楽隊フェスティバルでの演奏に英国陸軍のパイプ・ドラム隊が招待を受けたことは、たいへん光栄なことです。
パイプ・ドラム楽隊は、スコットランドの音楽とハイランドのダンスを、行進しながら披露します。
ミリタリー・タトゥーは、祖国に対する誇りと愛国心を示す素晴らしい機会です。また、魅力的な音楽と式典による美しい見世物をご覧いただく機会でもあります。
英国陸軍のスコットランドのパイプ・ドラム楽隊は、ロシア陸軍の傑出した楽隊と共に、スパスカヤ塔で演奏することを楽しみにしています。
中国少林寺外務部部長、ワン・ユーミン氏
私達は、ロシアと世界の皆様に健康と力と調和をお届けする予定です。私達のプログラムは、「少林の調和のリズム」という題のものです。
アラブ首長国連邦アブダビ警察音楽隊、ファハド・アル・ハンマディ警部補
私たちは、格調高いロシアのこの行事を記念して、他文化と舞台を共にし、我が国を誇りを持って代表できるような祝祭と平和に満ちた雰囲気になることを期待しています。私達はさまざまなアラブ音楽や国外の音楽を演奏するだけでなく、伝統的な踊りや、勝利、誇りや勇気を表す定番の音楽も披露します。
私達にとって音楽フェスティバルは、アラブ首長国連邦の文化や遺産に対する誇りを表現するための重要な舞台であると共に、平和の精神をもって参加する他国の国家的、芸術的および軍隊的な伝統を体験し、理解するためのものです。
フランス、ベルサイユ音楽隊、フィリップ・ケスマッカー氏
この祭典は、高水準のショーです。そこで演奏する私達にとっては大きな挑戦です。聴衆のお客様に気に入っていただくには、隅々まで身だしなみにも気を払わなければなりません。スパスカヤ塔は、私達の自国の文化を発表する機会でもあります。それは私達が一種のフランス大使の役割を果たしているからです。
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