スラヴの都を巡るルーシ受洗祭

写真提供:patriarchia.ru

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聖大公妃オリガの記念日に、救世主ハリストス聖堂で、ルーシ(ロシアの古称)受洗1025周年の祝賀が始まった。モスクワ、キエフ、ミンスクでの式典には、9名の総主教が列席するものとみられる。

ギリシャから「アンデレの十字架」が

 救世主ハリストス聖堂での奉神礼は、24日、ルーシの受洗とロシアの全聖人に捧げられた聖歌をともなう特別の方式で営まれた。大聖堂の中央には、現在、キリスト教の大聖物、すなわち、使徒アンデレが磔にされたギリシャの都市パトラからロシアへ運ばれた、アンデレの十字架が置かれている。

 ルーシの受洗は、10世紀にも、教会ばかりでなく国家にとっても重要な出来事であり、現在のロシア、ウクライナ、ベラルーシがその後継国となっているルーシを、1000年のキリスト教の伝統およびビザンチンの文明に親しませるものであった。それゆえ、昨日の聖体礼儀にスラヴ諸国の大使やロシアおよびウクライナの政権の代表が姿を見せたのも不思議ではない。

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、モルドバおよびセルビアの大統領と同様、キエフでの奉神礼に参列する意向であり、今日は、大クレムリン宮殿でモスクワおよび全ルーシ総主教キリルと会談する。

 ロシア大統領府によれば、そこには、コンスタンチノープル、アレクサンドリア、アンティオキア、エルサレム、ロシア、グルジア、セルビア、アルバニア、ルーマニア、ブルガリア、キプロス、ポーランド、チェコおよびスロヴァキア、ギリシャ、および、アメリカの正教会という、信徒の総数が2億2700万人を超える、現存の15すべての正教会の主管者および高位の聖職者が同席する。

 

記念の特別列車でキエフに十字架運ぶ 

 26日には、記念の特別列車が、多数の教会の代表団を乗せてキエフへ向けて出発する。5年前にルーシ受洗1020周年が盛大に祝われたウクライナの首都では、すでに祝典の準備が整えられており、26日の晩には、キエフ・ペチェールシク大修道院へアンデレの十字架が運ばれる。この聖物は、教会食堂付属教会(トラペズナ教会)に設置され、晩の10時から終夜にわたり拝観用に公開される。27日の午前には、ドニエプル河畔のウラジーミル丘で野外の聖体礼儀が営まれ、28日の聖ウラジーミル公の記念日には、大修道院の大聖堂広場で奉神礼が営まれる。

 日曜日の晩、記念列車はミンスクへ向けて出発し、ミンスクでは、キリル総主教およびその他の地方の正教会の主管者たちがスポーツ宮殿の近くで野外の聖体礼儀を執り行う。

 

 *元記事(露語)