ボリショイの若手オリガ・スミルノワが“今年最高のプリマ”に

ウラヂーミル・フェドレンコ撮影/ロシア通信

ウラヂーミル・フェドレンコ撮影/ロシア通信

ボリショイの期待の若手オリガ・スミルノワが、初の東京公演中に、“バレエのアカデミー賞”とされるブノワ賞に選ばれ、“今年最高のプリマ”と認められた。

 ボリショイ期待の新星 

 オリガ・スミルノワ(24)は、サンクトペテルブルク生まれで、一昨年2011年に、ワガノワ・バレエ学校を卒業。在学中の2009年には、ロシア舞踊学校コンクールで優勝、ミハイロフスキー劇場グランプリ受賞と、早くから頭角を現し、ワガノワ卒業と同時にボリショイ劇場にソリストとして入団した。

 

 東京デビュー時に受賞の知らせ 

 24歳の若手ソリストにとっては、ブノワ賞受賞は“青天の霹靂”。東京公演の日取りは授賞式の日程よりずっと前に決まっていたので、何もキャンセルしなかった。

 スミルノワにとってこれは初の東京公演で、ダンサー兼振付師ウラジーミル・マラーホフのバレエ団に客演する。これはまた、ベルリン国立バレエ団の芸術監督としてのマラーホフ最後のシーズンでもある。スミルノワは公演で、得意の白鳥と黒鳥(「白鳥の湖」)を踊る。

 受賞の知らせは、ちょうど東京文化会館でのデビューに際してもたらされた。次の公演の前には、日本で最も権威あるバレエ専門誌のフォト・セッションがあった。

 ちなみに、ブノワ賞の名は、ロシアの美術家で「バレエ・リュス」の舞台デザイナーであったアレクサンドル・ベノワにちなんでいる。

 

 悲劇的な役柄が得意 

 スミルノワは、悲劇的な役柄を得意にしており、深い役づくりと驚嘆すべき彫塑性で、「バヤデルカ」、「ファラオの娘」、「ダイヤモンド」などの役を見事に演じ、世界的な名声を獲得しつつある。

 ブノワ賞の“バレエのオスカー”を手にできるのは、来週のこととなる。モスクワに戻ると早速、シュトゥットガルト・バレエ団の名高い振付による「エフゲニー・オネーギン」での役づくりが待っている。

 

 *元記事(露文)