ロシア帝国の郵便集配人
このロシア初の市内郵便は、次のように作られた。まず、市を17の区域に分け、さらに郵便物の集荷所を設けた。といっても、それは遅くまでやっている普通の売店にすぎなかったのだが。
そうした“集荷所”が首都に計45箇所“設置”され、各郵便区に二人ずつの集荷人が、1日3回、集まった郵便物を本局に運んだのである。
均一料金、切手、ポスト導入
1843年には、郵便物は、国際郵便をのぞき、距離に関係なく料金均一となった。これは郵便局員の作業をいちじるしく軽減した。これと切手の導入があいまって、郵便ポストでの集荷が可能になった次第。
1848年には、売店での集荷をやめ、市内にポストを設置した。そこから郵便物を本局に回収し、種分けし、消印を押し、配達員が配るという仕組み。
ポストの数は、前世紀末の1896年には、ロシア全国で1万5200に達した。
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