ガリーナ・ステパネンコがボリショイ・バレエ芸術監督代行

ガリーナ・ステパネンコ =タス通信撮影

ガリーナ・ステパネンコ =タス通信撮影

ボリショイ・バレエ団の総会で、ウラジーミル・メジンスキー文化相、ボリショイ劇場総裁アナトリー・イクサノフ氏、同劇場保護評議会議長アレクサンドル・ブドベルグ氏は、バレエ団のセルゲイ・フィーリン芸術監督が治療・リハビリを受けている期間、ロシア人民芸術家のガリーナ・ステパネンコがその職務代行に就くことを発表した。

アナトリー・イクサノフ総裁とフィーリン芸術監督は、すでに月曜日に代行候補者を選び、決めていた。この日、イクサノフ総裁は、2つの予定手術を受ける前のフィーリン氏を病院に訪ねた。

 意外な人選 

マスメディアがフィーリン氏の後任を予測した際、46歳のガリーナ・ステパネンコの名前はそこになかった。ステパネンコはプリマ・バレリーナとして知られており、2013年1月1日まで現役のプリマの地位にいて、新年からは稽古担当教師になり、仕事量、給与ともに半人分で、バレエ・クラスを担当することを提案されていた。

 フィーリン氏は、自分が負傷する前に、ステパネンコに、劇場内のもっと上の地位を予定していたようだ。

ステパネンコは、1992年にロシア演劇大学バレエ振付・教員学部を卒業し、その年の秋にはモスクワ大学芸術学部に入学している。

 女性初のボリショイ・バレエ指導者に 

 芸術監督代理のポストでガリーナ・ステパネンコは、そのすぐれた資質を大いに発揮するチャンスがある。きわめて充実した今シーズンとの関連で非常に困難な仕事が、彼女を待ち受けている。しかも彼女は、職務代行としてではあるが、ボリショイ劇場の歴史で、バレエ団指導者のポストに就いた最初の女性になった。

露語原文

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