=Imago/Legion-Media撮影
「ニュルンベルク」は昨夏、「セレッソ大阪」からわずか100万ユーロ(約1億円)で清武選手を獲得したが、現在その移籍金は5倍の500万ユーロ(約5億円)ほどに値上がりしているため、移籍させることでドイツのクラブは大きな利益を上げることができる。
清武選手でチーム強化を目指すのは、モスクワの「ロコモティフ」と「ディナモ」だ。
「マンチェスター・シティ」も昨夏交渉
イギリス・プレミアリーグ「マンチェスター・シティ」は昨夏、同選手を補欠として獲得しようとしたが、本人がクラブへの関心を示しながらも、補欠という条件に満足しなかったため、実現しなかった。ロンドン五輪では右ウイングのポジションから3アシストを行うなど、優れた動きを見せ、8月後半には「ニュルンベルク」にメンバーとして加わった。
年齢はまだ若いが、すでに日本代表の主力選手になっている。イタリア人のアルベルト・ザッケローニ日本代表監督は、多能な同選手にほれ込んでいる。このような高いレベルのミッドフィールダーが来れば、モスクワのクラブが強くなるのは間違いない。
「ロコモティフ」と「ディナモ」が触手
「ディナモ」はズヴェズダン・ミシモヴィッチ選手が中国スーパーリーグ「貴州人和」に移籍したことで、350万ユーロ(約3億5000万円)を受け取り、攻撃的ミッドフィールダーを積極的に探していた。
「ロコモティフ」も冬の移籍市場で、エネルギッシュに活動している。「ロコモティフ」はリーガ・エスパニョーラ「セビージャ」の司令塔、イワン・ラキティッチ選手を獲得しようとしていたがかなわず、スーペル・リーガ「ポルト」でプレーするマラト・イズマイロフ選手の帰国を希望していた。イズマイロフ選手は結局「ポルト」に完全移籍することになったため、こちらも実現はしなかった。代わりの清武選手は「ロコモティフ」にとってかなり魅力的だ。ラキティッチ選手やイズマイロフ選手よりも若いだけでなく、移籍金もより少ない。
清武選手はこれまで154試合に出場し、29得点、28アシストをマークしている。日本代表としては12試合に出場し、2012年11月14日に行われたW杯アジア4次予選の対オマーン戦でゴールを決めている。A代表デビューは2011年。
*元原稿
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。