=ロシア通信撮影
ソチ五輪で4回目のメダル獲得を狙う、国内最強の男子シングルのスケーターであるプルシェンコが、初めてロシア選手権で優勝したのは1999年のことだった。以来、さまざまな大会で優勝し続けてきた。2014年ソチ五輪用競技場「アイスベルク(氷山)」で開催された今回のロシア選手権は、自身の今シーズン初、またドイツで脊椎の手術を受けた直後の滑りとなったが、そのようなことはみじんも感じさせない、見事な演技を両プログラムで披露し、他の17人の参加選手を寄せつけなかった。
とはいえ、残りの選手の中で一人目立った選手がいた。CSKA(チェスカ)のインナ・ゴンチャレンコ・コーチのグループに属する、13歳のモスクワっ子、アレクサンドル・サマリンだ。氷上での表現でも外見でも、ジュニアっぽさをなくすように努めたという同選手は、将来性を感じさせた。サマリンのフリーには、4回転ジャンプ・トゥルゥープ以外にも、さまざまな要素がつまっていた。専門家によると、これまでの大会に比べて、今大会の滑りははるかに良く見えたという。クラシックのメドレーに合わせて演技したフリーは、この選手の可能性を考えれば、完璧だったとは言わない方が良いだろう。
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