ロシア下院、「ジーマ・ヤーコヴレフ」法案の第2回審議

ロシア下院は水曜の会議で、「ジーマ・ヤーコヴレフ」法案の第2回審議を行い、修正を加えた。

修正のひとつは、ロシアの児童を米国市民の養子にすることを禁じるもの。また米国人だけでなく、ロシア市民の人権を侵害したあらゆる国に適用の範囲が拡大される。さらに法案には、米国の非営利団体(政治に関わるもの、またNGO)、その活動がロシアの国益を損ねる恐れがある機関から融資を受けてロシア国内で活動することを禁ずる規定が盛り込まれる。

226人の賛成で成立するところ、議員400人が賛成した。反対4、棄権2。

「ジーマ・ヤーコヴレフ法」は、いわゆる「マグニツキー法」へのロシアの対抗措置である。米国で12月6日に可決された「マグニツキー法」は、米国議会によって人権侵害に加担したと判断されたロシア人に出入国上の制限を課すというもの。

「ジーマ・ヤーコヴレフ法」という通称は、米国家庭に引き取られたロシア生まれのジーマ少年の名による。2008年、少年は、炎熱の自動車内に取り残され、熱中症で死亡した。少年はもうすぐ2歳になるところであった。

 

(「ロシアの声」より転載)

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