ゾウを危機一髪で救助

=PhotoXPress撮影

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オムスク・サーカスに向っていた、ゾウを乗せたトラックが、バイカル国道で炎上した。調教師はトラックからゾウをひっぱり出し、零下40度の屋外で凍死しないように、野原を一緒に走り続けた。ゾウは無事だったが、調教師は凍傷にかかってしまった。

2頭のゾウはバイカル国道で炎上したボルボ・トラックの中で、危うく焼死するところだったと、ロシア連邦民間防衛問題・非常事態・自然災害復旧省ノボシビルスク局は伝えている。「トラックのトレーラーに2頭のゾウがいた。消防局が現場を訪れて消火作業にあたり、ゾウを温かい屋内に連れて行った」。

火災が発生したのは、ノボシビルスク州タタール地区のバイカル国道1008キロ地点。同地区火災監督局の調査官、セルゲイ・ウスチメンコ氏は、ノヴォクズネツクからオムスク・サーカスにゾウを運ぶ途中だったと話した。複数の車両で動物が運ばれていたが、ゾウを乗せたトラックが遅れをとり、現地時間夜7時に、ミミノ村から3キロの場所で炎上した。

 炎から逃れても凍死の危険

「運転手が煙に気づき、すぐに停車した。調教師はゾウを道路に追い出した」とウスチメンコ氏は説明した。当時気温はマイナス40度だったという。ゾウが凍死しないよう、調教師はゾウを連れて野原を走った。ゾウは無事で、やけどもしなかったが、調教師は凍傷を負ってしまった。

トラックの火を消した後でゾウをトレーラーに戻し、地元の技術学校の温かなガレージに連れて行ったという。「お湯を飲ませて落ち着かせた」とウスチメンコ氏。

非常事態省の情報によると、トレーラー内部の木製の板が9平方メートルに渡って焼けたという。火災の原因は、トレーラーの暖房用ジェネレーターの不具合だった。

調教師は翌朝学校からオムスクまで運ばれたという。「ゾウと調教師はガレージで一晩を過ごし、翌朝連れて行かれた」と技術学校の関係者は説明した。