露製最新型人工心臓弁の移植成功

=タス通信撮影

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ロシアの心臓外科医が世界で初めて、国内の専門家が開発、製造した最新型の機械式人工全流入心臓弁の移植に成功した。

「この人工心臓弁は、ペンザ州の企業と共同で発案、開発、製造した。現在これは世界で最も完成したものとなっている。本日、世界で初めてこの移植手術が行われ、経過は良好だ」と、バクレフ心臓・血管外科研究センター医療情報部の責任者であるセルゲイ・ニコノフ教授が11月25日に発表した。

執刀は同センター長のレオ・ボケリヤ氏 

手術の医師団を率いたのは、世界的に有名なレオ・ボケリヤ・バクレフ心臓血管外科研究センター長(アカデミー会員)だったことも伝えられた。

ニコノフ教授によると、今回移植手術を受けたのは、カルーガ州の63歳の女性患者。「重い大動脈弁疾患の患者で、多数の合併症を患っていたが、すべてが順調に進んだ」。

この心臓弁は、大動脈弁疾患の大人に移植可能だが、最も重要なことは、難しい疾患のある子供への理想的な人工心臓弁であることだ。「ロシアでは毎年約12万5000人が、このような手術を必要としている」とニコノフ教授は述べた。

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