=タス通信撮影
「12月21日が世界の終末だということをあちこちで聞きます。そこで世界の終末を迎えるためのセットがなぜないのかと思いました。インターネットで探して、このようなセットはメキシコにしかないとわかりました。メキシコじゃなければできないわけではないでしょう?」。
商魂かユーモアか…
現在トムスク市の店頭には、世界の終末が起こった場合に必要なセットが並んでいる。包装箱には「これでひとまず安心」と書かれており、中にはIDカード、西洋カノコソウ(リラックスできる天然ハーブ)、活性炭(ショックによる腹下しに備える)、包帯、血管拡張剤(心臓発作用)、おかゆ用のソバの実、魚の缶詰、ウォッカ、「未来へのメモ用」ノート、鉛筆、ロウソク、マッチ、そしてヒモと石鹸が入っている。
「ヒモと石鹸は何にでも使えますから。これらをどのように使うかは、使う人の世界観によって変わってきます。特に深い意味はこめられていません」。
1セット2400円で売れ行き好調
また、トムスク市の街のポータルサイトに対しても、シチョゴレワ社長はコメントしている。「当然、ユーモアがわかる人のためのセットです。複数のお店に納品し、販売数は数えていないものの、すでにたくさん売れました。これ以外にも、会社のクリスマスのプレゼントとしてなど、特注セットも扱っております」。
1セットの価格は890ルーブル(約2400円)。発送はロシア国内であれば、どこでも可能。
*元原稿
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