露野党が12月15日に“自由の行進”

写真提供:コメルサント紙

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ロシアの野党各派共通の指導機関「調整会議」は12月15日に、ロシアの反体制デモ1周年を記念した大規模デモ「自由の行進」を実施する。この記念デモの目的は、少なくとも政権交代を保障することをはじめ(大統領と下院の任期を4年に戻すこと)、人々が野党活動家に訴えている主な要求の実現だ。

最近行われた「世論」基金の調査によると、ほぼ4分の1(24%)のロシア人が野党調整会議について知っているか、聞いたことがある。そのうちの多く(35%)が、この会議は影響力のある政治勢力にはならないと考え、わずか8%しか、なると確信していない(残りの57%はわからないとの回答)。

高学歴の若者などが支持 

デモに参加する用意がある人、高学歴の若者、ミハイル・プロホロフ氏や中道左派の野党「公正ロシア」党の支持者などの間で、調整会議がしっかりとした政治勢力になると回答する人が多く見られた。

ミハイル・プロホロフ氏(47)は、大富豪の企業家で、中小企業の発展、汚職追放などを綱領に掲げて、先の大統領選に立候補し、得票率7.98パーセントで第3位と健闘した。今年6月に政党「国民プラットホーム」を設立。

調整会議がしっかりとした政治勢力になると回答した人は、その理由として、「政権に野党は必要」、「調整会議の出現にはそれなりの背景があり、政府は、その存在を無視できない」、「会議は国民の大多数の意見を反映する」、「会議には新しいアイデアのある、立派で影響力があり、エネルギッシュな人々がいる」ことなどを挙げている。

大都市の高学歴の中間年齢層は懐疑的 

調整会議に懐疑的なのは、主にモスクワ市民、月収2万ルーブル(約5万3000円)以上の人、25万人から100万人の人口の都市の住人、高学歴の中間年齢層だ。その理由は、「政府が会議に影響力を与えないようにする」、「会議に参加している人々は、信用できず、あまり有名でなく、多数から支持を受けていない」、「会議の委員には共通の目標がなく、統一性がない」、「会議が西側の資金で活動している」などだ。

また、21%のロシア人がこの会議が影響力のある政治勢力になってほしいと希望し、34%が希望していない。

希望しているのは、高学歴の若者、デモに参加する予定の人、ミハイル・プロホロフ氏の支持者で、希望していないのは、モスクワ市民、25万人から100万人の人口の都市の住人だ。

各メンバーへの評価 

野党調整会議の委員に選出された20人に対する意見も調査対象となった。委員の中でもっとも有名なのは、テレビ番組の司会などを務めるクセニア・サプチャク氏(31)で、知らないロシア人はわずか11%だったが、同時に、もっとも支持されていない委員としてもトップに立ち、49%がサプチャク氏に否定的な考えを示し、16%しか肯定的に評価しなかった。彼女の父は、ソ連崩壊前後の急進改革派でサンクトペテルブルク市長を務めたアナトーリ・サプチャク。

「左翼戦線」を率いるセルゲイ・ウダリツォフ氏(35)と弁護士でブロガーのアレクセイ・ナヴァリヌイ氏(36)は、それぞれ7%ずつの支持を得たが、一方でウダリツォフ氏には21%が反対意見を示し、52%が同氏を知らないと回答した。ナヴァリヌイ氏を支持しない人は16%で、同氏を知らない人は55%にのぼった。

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