ロシアの観光収益が増加

タス通信撮影

タス通信撮影

世界観光機関(UNWTO)の報告によると、ロシアを訪れる外国人旅行客の今年8ヶ月間の消費額は16%増加した。これにより、ロシアの観光収益は世界で8位となった。観光収益の伸び率が最も大きかったのは日本の48%で、スウェーデン、南アフリカ、韓国の26%、インドの23%、香港とタイの17%と続き、ロシアがその次に位置する。

ロシア観光年とビザ廃止などで 

 ロシアのこの指標は、政府観光局が発表したデータと一致している。1ヶ月前、ロシア観光局のアレクサンドル・ラジコフ局長は、ガゼータ・ルのインタビューに応じ、夏にロシアを訪れる外国人旅行客の数が、各地で平均20%増となったと述べている。

 「主にドイツ、イギリス、フランスからの旅行客で、中国からの旅行客も大きく増えている。今年は中国でロシア観光年になっており、その関連でロシアでさまざまなイベントが行われているためだ。われわれはロシアの観光推進のために、活発なキャンペーンを行っている。アジアや中東の国々、日本からの入国が増えているし、昨年のビザ廃止措置により、トルコからの観光客も増えた」。

 

旅行消費額の伸びでも世界5 

 国民の旅行消費額の伸びでは、ロシアが15%増で5位になった。伸び率の1位は中国国民の30%で、続いてポーランド22%、マレーシア18%、アルゼンチン16%だった。

 UNWTOが2012年1月から8月までの期間に記録した、世界の海外旅行者数は7億500万人で、昨年同期比4%増となった。昨年の世界の海外旅行者数は9億9000万人だった。

 旅客輸送を含めた世界の海外旅行の収益は1兆2000億ドル、世界商品・サービス輸出額の6%となった。UNWTOは、2012年の観光流動成長率は3~4%で、旅行者数は10億人に達すると見込んでいる。

 UNWTOのタリブ・リファイ事務局長はこう考える。「現在の先行き不透明な経済情勢のもと、旅行は数少ない経済の成長分野だ。旅行は先進国や発展途上国の経済成長を助け、雇用の場を生む」。

*元原稿