スマートな時計DO-RA.Watch
ロシアの会社『インターソフト・ユーラシア』は10月、コンパクトな放射線量計DO-RAをベースにした時計「DO-RA・Watch」のコンセプトを発表した。この装置はアルファ、ベータ、ガンマの電離放射線や赤外線と紫外線を測定できる。
このほか、この時計は健康にとって危険、あるいは許容される紫外線と赤外線のレベルを規定し、太陽活動の度合いによって日光浴の時間表を作成することのできる特殊なソフトウェアを装備している。
また、ブルートゥースやWi-Fiを経由してスマートフォンやコンピュータとの間でデータを交換できる。
デザインはシンプルで、防水仕様のボディーにインテグレートプロセッサやセンサーダイヤル、タッチスクリーンの機能が搭載される。
この時計は特に危険な作業場や軍隊、宇宙飛行士などに需要が見込まれる。
『インターソフト・ユーラシア』のウラジーミル・エーリン社長は「私たちはすでに日本の大手電子産業10社およびエレクトロニクスメーカー数社と交渉しています。2012年末には別の装置「DO-RA・Uni」のテスト版を生産する予定ですが、その主な特徴は電池ではなく、接続されたスマートフォンやタブレットコンピュータを電源とする点です」と語った。
インターソフト・ユーラシアのウラジーミル・エーリン社長は一般用の放射線量計を購入し、内容を検討した。調査によると、携帯電話、スマートフォンと線量計のハイブリットは多くの国では特許がないことが判明。その結果、有益かつ独自性を持ったモデルを誕生させる可能性を発見した。
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