日本外務省がロシア市場への進出を支援する意向

=AFP/EastNews撮影

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玄葉光一郎外務大臣は、ロシアとの貿易には大きな成長の可能性があると考え、日本のビジネスをロシア市場に呼び込もうとしている。玄葉外相は、13日に記者会見を行い、11月20日に貿易経済日露政府間委員会の会議が開催されることを伝えた。この会議には、同外相とともにこの委員会を率いる、ロシアのイーゴリ・シュワロフ第1副首相が参加する。

11月20日に貿易経済日露政府間委員会の会議が開催

同外相は、昨年の日露貿易額が過去最高の307億ドル(1兆8290億円)を記録したことに触れ、次のように述べた。

「貿易高を大きく拡大できる潜在力がある。ロシア市場への日本企業の信頼を高めていきたい。この会議では、極東・シベリア開発、エネルギーや省エネなどの幅広い分野における、日露協力の可能性について、意見交換を行う」。

この委員会の会議は、ウラジオストクにサハリンの天然ガスを液化する基地を建設するプロジェクトなど、日露間の具体的なプロジェクトを話し合う重要な場所になりそうだ。その他にも、ハイテク分野などの他の投資プログラムも検討される。

日露貿易額の確実な伸び

世界経済の不振にもかかわらず、今年の日本とロシアの貿易額は確実に伸びている。日本の財務省の統計によると、今年1月から9月までの上半期の貿易額は、2兆0180億円を超えた。昨年の同じ時期の両国の貿易額は、1兆8290億円だった。日本の企業も、自動車生産分野の活動など、ロシアの産業に積極的に投資を行っている。

前回の貿易経済日露政府間委員会の会議は、2011年2月にモスクワで行われた。玄葉外相とシュワロフ第1副首相は、9月初旬に開催されたアジア太平洋経済協力(APEC)会議でも、協議を行っていた。