©プーシキン国立美術博物館提供
モスクワのプーシキン記念美術館は18世紀から19世紀にかけての日本版画コレクションを特設サイトに掲載した=写真。このサイトで、同美術館に常設展示されていない版画作品が鑑賞できる。
同美術館グラフィック課長のアイヌーラ・ユスポワさんはテレビチャンネル『クリトゥーラ(文化)』へのインタビューで「ハイテク撮影なので画像を何倍にも拡大して衣装の模様、人物の顔だち、髪型のラインといった細部が見れる点がこのサイトの良いところです」と語っている。
電子カタログの出典は、2009年に2巻本の形で発行された『18世紀から19世紀にかけての日本版画』。
サイトでは画家の系譜や名前、時系列、作品のシリーズといったテーマ別に分けられている。
版画は浮世絵、役者絵、美人画、武人や相撲取り、花鳥風月の絵などポピュラーなジャンルがピックアップされている。サイトには英語版と日本語版があり、どの電子版画にもプーシキン美術館のコピーライトのマークが入っている。
プーシキン美術館の日本芸術コレクションは、欧州に渡った作品群のうち最初で最大のものの一つとみなされている。
その中心はロシアで最初の本格的な日本芸術蒐集家セルゲイ・キターエフ(1864〜1927)のコレクションで、1916年にルミャンツェフ美術館へ一時的に預けられた。1924年、プーシキン美術館に移管された。
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