茨城-サハリン間ガスパイプライン建設構想

写真提供:. Shell/flickr.com

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茨城県とロシア・サハリン州の間に、天然ガスを直接的に供給できる、全長約1400キロのパイプラインを設置するという計画が持ち上がっている。

朝日新聞の報道によると、東京ガス、石油資源開発、新日鉄住金エンジニアリングの企業連合が、実現まで5年から7年を見込んだプロジェクトの詳細をすでに作成し始めており、設置コストの4000億円を投じる用意があるという。このプロジェクトが成功すれば、ロシアから日本に液化天然ガス(LNG)を納入する価格が、大きく下がる。直径75センチのパイプラインは、サハリン州から太平洋海底を通り、茨城県まで伸びる予定で、同連合は10年ぶりに本格的に動き始めた。

LNGより格段に有利 

日本は、液化天然ガスの世界最大の輸入国で、2010年の調達量は7000万トンを超えた。福島第一原発事故の後、原子炉の多くが稼働停止したため、代替燃料の需要が急激に高まった。日本の年間天然ガス輸入量9%を占めるロシアの役割は、徐々に重要さを増している。ただ、液化天然ガスを海上輸送しようとすると多くのコストがかかるため、日露間に直送できるパイプラインをつくることは、日本にとって非常に意義のあるプロジェクトになる。