「日本政府の支援を」
シベリア鉄道で輸送する際、振動によって貨物にダメージを引き起こすのでは、という意見に、同社長は反論した。
「自動車製造関連会社の一部が、この問題に関して特別な試験を行ったが、いかなる損傷も生じなかった。鉄道輸送は、スエズ運河経由の船舶輸送よりも高額になるが、海上輸送にかかる時間の半分で運ぶことができるので、速度は価格に見合っている。しかし、輸送量を拡大するには、日本政府からの支援が必要だ」。
「物流の一部はバム鉄道に」
ヤクーニン社長は、極東からEU(欧州連合)の境界線までのコンテナ輸送を、これまでの10日以上から7日に短縮する計画が、現在進められていると述べた。
問題は大量物流をどう管理して行くかだ。これに関連して同社長は、シベリア鉄道にコンテナ列車や貨物列車を走らせるには、一般貨物を積載した長い車両の列車を、バイカル・アムール鉄道(バム鉄道)に振り向けなければならないが、バム鉄道は現代化が必要だと認めた。
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。