初めてモスクワ国際映画祭=タス通信撮影
1959年の今日、初めてモスクワ国際映画祭が開かれた。スローガンは、「映画芸術の人道主義、諸国民間の平和と友好のために!」。
グランプリ(最優秀作品賞)を受賞したのは、セルゲイ・ボンダルチュク監督の「人間の運命」(同監督は文豪トルストイの原作による「戦争と平和」などで世界的に知られる)。日本の島耕二監督の「いつか来た道」もコンクールに出品された。
モスクワ国際映画祭は、奇数年に隔年で開かれていたが、1995年からは毎年開催となった。
1972年からは、国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の長編映画祭として、最も権威のあるAクラスに位置づけられ、カンヌ、ベルリン、ベネツィアの映画祭とならぶ、世界四大映画祭の一つとなった。
また、1989年からは、グランプリの名称はGolden st. George(黄金のゲオルギー)となった。
日本のグランプリ受賞作は、新藤兼人監督が、「裸の島」(1961)、「裸の十九才」(1971)、「生きたい」(1991)で3回受賞、また、黒澤明監督も「デルス・ウザーラ」(1975)で受賞している。
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