今日は何の日:7月26日

白樺文書=写真提供:ウィキペディア

白樺文書=写真提供:ウィキペディア

1951年の今日、古都ノブゴロドで最初の白樺文書を発掘 

古代、中世のロシアの庶民の日常生活を知ることは極めて難しい。家屋は木製が多かったので保存が難しく、街や集落は、絶え間ない内紛や騎馬民族の来襲で何度も徹底的に破壊され、火災に遭ってきた。記録も、公文書ならいざ知らず、庶民の手紙、借金の証文、ラブレター、落書き等々など残っているはずがない、と思いきや、常識を覆すセンセーショナルな大発見があった。

1951年の今日、古都ノブゴロドで、アルテミー・アルツィホフスキー教授のチームが発掘で見つけた白樺の木皮は、15世紀の市民の手紙で、そのなかにはフォマーなる市民に対する支払いその他の義務が書き連ねてあった。

当時、白樺は、紙の代わりに広く使われていたのである。ロシア中世史を書き換えることになる白樺文書の第一号の発見だ。

見つけたのは、ノブゴロドに住むニーナ・アクーロワさんで、妊娠休暇中にアルバイトで発掘に参加した。

同市では7月26日は、この世紀の発見にちなんで、祭日「白樺文書の日」と定められている。

歴史学者たちによれば、白樺文書の価値は、年代記など公文書では分からない情報を多く与えてくれる点で、日常の細々したことも記されており、しかもその大部分は、当時の口語で書かれている。