「ゼロ・シティ」(1988年/103分)
モスクワで技師として働いているヴァラーキンが、出張で地方都市の工場にでかける。ところが工場に着いてみると、彼を招いたはずの工場長がいない。事情を知るためにオフィスに入ると、全裸でタイプを打つ女性秘書がいる。
ひとまずレストランで食事をしようと席に着いたら、ヴァラーキンの生首をかたどったケーキがでてきて「食べてくれないとコックが自殺する、と無愛想に告げられる。・・・主人公は、一見説明がつくようで、しかし実際にはばかげていてナンセンスな一連の事件にまきこまれていく。私たちが当たり前だと慣れてしまっているが、実は正常ではない人間関係の成り立ちを、風刺的な調子で描いた作品。
「アメリカの娘」(1995年/98分)
モスクワのとあるレストランのミュージシャンであるヴァラーキンが、自分の娘をこっそり連れ戻すため、サンフランシスコにやってくる。彼のかつての妻であるエレーナが、金持ちのアメリカ人と結婚したため、小さなアニュータを内緒で連れ出したのだ。
アニュータはヴァラーキンをすぐに自分の父親だと認めて信頼し、一緒に遠い故郷に戻る決心をする。そしていざ、アニュータは父親とともに逃げ出した。ロシアへ戻る計画はうまくいきそうに見えた。彼女が病気にならなれければ・・・
チケットのお申込み、お問い合わせは、ロシア文化フェスティバル日本組織委員会事務局まで
公式サイト:https://www.russian-festival.net/img/pdf/2012/16.pdf
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